こんにちは。Akiです。
2020年からグングン急上昇していた米国株式ですが、昨年末あたりから下落傾向がつづいてますね。
S&P500をメインで運用しているわたしですが、
コロナショックの時に大きく買い増しているので収益はプラスではありますが、
こういう時は、証券口座はあまり見ないでおこう
さて、2022はどんな一年になるのでしょうか?
それは神様しかわからないことですが、
2022年は、さらに米国株投資家にとって厳しい1年になるかも?!
という見方をしている専門家の方々がたくさんいらっしゃるようです。
2022年に米国株式市場が荒れるかもしれないと言われている理由
◎FRB(米連邦準備制度理事会)が、3月金利引上げ開始を強く示唆したこと。
◎ウクライナ情勢の株式市場への影響
なかなかむずかしい内容ですね・・・
わたしもかなり気になる2022年に米国株式相場ですが、荒れるかも?!な理由と、
もし株価が暴落したときに、あわてないためにはどうしたらいいか?について、お話ししたいと思います!
2022年、米国株は荒れ相場?!暴落しても慌てない考え方とは?
まず、2022年に米国株式市場が荒れるかも?と言われている一つ目の理由は、
現在、アメリカはかなりインフレが加速していて、その対策のために「金利引き上げ」の予定があることです。
アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は、インフレ率2%程度が望ましい、といっているので、今は高すぎですね。
ちなみに、インフレとはモノの値段が上がり続ける状態のことです。
インフレってどういう状態?
◎お金の価値が下がる
今まで100円だったモノが、200円に値上がりしたら、モノの値段が2倍になったとも、お金の価値が1/2になったともいえるね。
◎金利が上昇する
モノの値段があがると、企業の利益も上がって、賃金も上がるので金利も上昇する傾向になるよ。
では、
いったいどうして今アメリカはインフレなのでしょうか?
知っておきたい!アメリカがインフレの理由
◎個人消費の過熱
コロナ対策の給付金などが消費や株の購入につながったようだよ。
◎「脱炭素」政策による、エネルギー価格の上昇
「脱炭素」(カーボンニュートラル)とは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることです。
この政策によって、石油などへの投資額が少なくなり、供給が足りなくなって、エネルギー価格が上昇しているようです。
石油や天然ガスなどの燃料価格が上昇すると、穀物などの食品価格も上昇するよ。
◎労働コストの上昇
コロナ対策の失業手当上乗せや、在宅勤務OKなどの働き方の変化によって、賃金を上げないとなかなか雇用ができなくなったようだよ。
このような理由で、アメリカではかなりインフレ傾向なのですが、
更に金融政策としても、インフレでは金利引き上げ、デフレでは金利引き下げされる傾向があります。
インフレと株価の関係は?!反比例すると言われる理由とは?
FRBは、年明けに行われたFOMCという会議で、3月の金利引き上げ開始を強く示唆しました。
そして、金利が上がると、企業はお金を借りにくくなり、事業を縮小するなど影響がでると、利益も減って株価も下がる懸念がでてきます。
ここで、
今までの高インフレ時代、インデックス投資への影響はどうだったのか見てみましょう。
意外にも、S&P500の成長率がマイナスなのは、第一次オイルショック1973~1974年のみのようです。
インフレで金利が上がっても、必ず株価が下落するとは限らないんだね!
ただ、1973年といえば、イスラエルとアラブ諸国による第4次中東戦争が勃発していますね・・・
エネルギー価格上昇が加速する?!ウクライナ情勢との関係は?!
インフレには、エネルギー価格の上昇が関係することがわかりましたね。
S&P500の成長がマイナスだった時期は第一次オイルショックで、その要因は第4次中東戦争でした。
では、今起きているウクライナ情勢は株式市場へ影響があるのでしょうか。
ところで、
ウクライナ情勢っていったいなに?
まず、ウクライナの場所ですが、上記の黄色でハイライトした国で、東側はロシア、西側はヨーロッパに接してます。
ロシアはとっても広いので、西側からの防衛のために、ウクライナはとても重要なポジションのようで、
近年、ロシアに接している、以前はロシア派だった国たちが、どんどんEUやNATOに加盟している現状もあり、
プーチン政権はウクライナまで加盟してしまうことを警戒して圧力をかけいるようです。
もし、ウクライナが西側に加盟したら
戦争が起こるかも?!
という懸念と、
もし、そうなったら、
ロシアは世界第3位の原油産出国なので、
なんらかのエネルギー戦略をしてくるのではないか?
という懸念が、株式市場があれるかもしれない理由の二つ目です。
低リスクと言われるインデックス投資でも暴落することはある!さあ、どうする?!
低リスクと言われているインデックス投資ですが、予測できないような出来事や、戦争などの有事があれば暴落します。
でも!
でも、米国株式は、上記のグラフが示しているように、過去のデータをみると、
20年間以上長期保有すれば、リスクはほぼないし、暴落を乗り越えて上昇しています。
このようなデータや、専門家の意見でも、インデックス投資家が1番に心がけることは、長期保有することだとよく言われているし、わたしもその意見にとても腹落ちしています。
なので、
もし自分が保有している投資資産が暴落時しても、損なタイミングで売却しなくて済むように、
全財産を株式投資にまわすのではなく、最低限のお金は現金などで保有して、有事の際にもあわてることなく、市場に残り続けることが大事なのかな、と。
自分のリスク許容度に合わせて、ぴったりの投資が見つかるといいですね!